いとしのエリー(3)

スポーツテストを抜け出して、授業を行っているエリーの姿を木に登って眺めていた晋平は、木から落ちて手足を骨折して入院した。
晋平は不自由な身体を抱えながらも、毎日お見舞いに来てくれるエリーに対してますます愛情を深めていた。
退院後にエリーの個人教授を受けるも誘惑がありすぎて、晋平はさっぱり勉強に集中できない。
ある日、エリーのもとに大学時代に付き合っていた中村という男から電話がかかってきた。
激しく動揺するエリーは、その頃の想いを引きずっている自分に気づいてしまう。
当時は中村に妻子がいることもあり彼の転勤を機に別れたが、エリーは心の中でまだ引っかかりがあるのを感じ、中村に会うために北海道へ行くことを決意する。
晋平はエリーの弟、ヤン坊からエリーが北海道に向かった話を聞いて空港まで駆けつけるが間に合わずに落ち込んでいた。
しかし友達の清水にすべてを打ち明けて協力してもらい、札幌のホテルに片端から電話をかけ、ようやく宿泊先をつきとめた晋平は北海道までエリーを追いかけることに…。
北海道までの長い道程――晋平の貧乏旅行が始まった!!自分と付き合い始めてから晋平の成績が落ちていることを気にしたエリーは、晋平にしばらく会うのをやめようと告げる。
はじめは反対していた晋平も、男の意地をみせるため、成績が上がるまで会わないと約束する。
美代ちゃんにみてもらいながら勉強に取り組んでいる晋平を見たエリーは、そんな姿に頼もしさと同時に寂しさを感じていた。
エリーは本採用が決まって自信のついた真名古に突然プロポーズされる。
そのことを聞いてしまった晋平は、エリーを奪い返すために必死に勉強を始める。
万全の状態で試験に臨んだはずが解答欄を間違えて追試をうけるはめに。
そしてクラスメイトやエリーたちとでかけたスキー旅行でも転んでケガをしてしまい、晋平は苦渋の冬休みを過ごす。
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